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神田外語大学出版局

民衆仏教思想史論
 
民衆仏教思想史論
著者大桑斉
民衆仏教思想史論
 
A5判・424頁


ISBN4-8315-
ISBN978-4-8315-1373-1
C3021

2013 年発行 

平穏な日常にあって、自分の心に仏が宿っておりそれに従って生きている人間を民衆ととらえ、その主体性を仮名草子や近松の中に読み解く。

●目次●
第一部 近世初期民衆思想史研究―『心学五倫書』と仮名草子の心の主体性思想―
  概 論 近世民衆仏教の形成
   一 民衆と東アジアから
   二 仏教統制
   三 仮名草子の恋と因果と後生と煩悩
   四 鈴木正三の世法即仏法
   五 仮名草子の儒仏論争
   六 東アジア世界と近世仏教
  序 章 近世初期民衆思想史の視点と課題
   一 視点としての<自律>
   二 統一政権と<自律>と仏教
   三 思想史的展望
   四 民衆思想史料としての仮名草子
  第一章 因果法則の矛盾と心の主体性―『心学五倫書』の悪人富貴・善人貧苦と天心一体説―
   一 研究史と課題
   二 悪人富貴・善人貧苦と積善余慶
   三 天心一体説と修身斉家治国
   四 三教観
   五 総括と現実批判
   六 思想史的意義
  第二章 仏教の人間化と煩悩即菩薩―仮名草子における恋・因果・無常・煩悩・菩薩―
   一 『恨の介』における恋と因果と往生
   二 『薄雪物語』の恋と無常
   三 『露殿物語』の恋と無常
   四 『七人比丘尼』の煩悩即菩薩
  第三章 人間の仏教的再把握―鈴木正三の唯心弥陀と世法即仏法―
   一 『因果物語』の業報転鑠
   二 『二人比丘尼』の無常と心
   三 『念仏草紙』の唯仏弥陀と世法即仏法
   付論 近世初期における思想と説話
  第四章 経験的合理主義と仏教―『清水物語』と『祗園物語』の儒仏論争―
   一 『清水物語』の研究状況と課題
   二 『清水物語』の道理
   三 『祗園物語』の「深き理」
  終 章 日本近世における自律の特質―小括―
   一 東アジアのなかで
   二 因果観念をめぐって
   三 <仏教の人間化>と<人間の仏教的再把握>
第二部 煩悩即菩薩の思想史―浅井了意から近松へ―
  第一章 「牡丹灯籠」における煩悩即菩薩
   序 思想史学からの近世文芸
   一 作者・浅井了意と「勧信の論理」、『浮世物語』
   二 幽霊と怪談―近世的異界再編成
   三 『伽婢子』の検討
   四 「牡丹灯籠」読解
   付論 『浮世物語』序文の問題―心の自由論の観点から
  第二章 「牡丹灯籠」の原話と展開
   一 『剪灯新話』の「牡丹灯記」
   二 日本での受容
   三 林羅山
   四 『霊怪草』
  第三章 恋を菩薩の橋となし―『曾根崎心中』の煩悩即菩薩―
   一 近松を問題化する
   二 近松諸作品の仏教
   三 思想史の近松
   四 『曾根崎心中』の「観音廻り」と国文学
   五 「観音廻り」の考察
   六 近松の観客
  第四章 都市文化のなかの聖と性
   はじめに
   一 近世都市史と文化史研究から
   二 近世仏教世界論
   三 都市の神聖性(一)―大坂を中心に
   四 都市の神聖性(二)―京都・江戸・その他
   五 都市の恋と性と聖
あとがき
索引

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