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グローカリゼーション 国際社会の新潮流 |
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グローカリゼーション
A5判・256頁
ISBN4-8315- ISBN978-4-8315-3000-4
C1036
2009 年発行
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急速に進展した「グローバリゼーション」は、世界各地に「ローカリゼーション」という波を呼び起こした。この二つの波が、ある場合には反発し合い、ある場合には融合・共存しつつ、同時並行的に起きている状態を「グローカリゼーション」とよぶ。 「グローカル化」する国際社会にはらむ諸問題を、さまざまな切り口からその実態に迫る論集。 [神田外語大学出版局ホームページ] http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/press/
●目次● まえがき=高杉忠明 第Ⅰ部 グローバルからグローカルへ 1章 物語:縮む「地球」と膨らむ「世界」=和田純 2章 ITの発達とグローバリゼーション=中山幹夫 3章 戦争とメディア・リテラシー――「対テロ戦争」の報道をどう読み解くか=永井浩 4章 今、世界経済に何が起きているか=小菅伸彦 5章 グローバル・エコノミーと企業経営=仲野昭 6章 国際ビジネス取引と英米法――統一法のない世界でなぜ英米法か=福田守利 7章 グローバル化する海洋環境問題――マグロはお好きですか?=飯島明子 8章 人口問題と国際社会の対応――世界人口の爆発的増加はどうしたら止められるか=高杉忠明 9章 「国際社会」とは何か=青山治城 第Ⅱ部 グローカリゼーションの磁場 10章 日本・中国・韓国のナショナリズム=濱中昇 11章 ナショナリズムと戦争――近代日本の場合=土田宏成 12章 現代中国を読む=興梠一郎 13章 豊かな国アメリカの貧困問題=黒崎真 14章 グローバル化時代の言語政策――カナダの多文化共存への模索=矢頭典枝 15章 東南アジアのグローカリゼーション――タイにおける農村再生への模索=岩井美佐紀 16章 世界史の中の東南アジア=エイチャン 17章 台頭する新興国ブラジル=子安昭子 第Ⅲ部 国家の枠組みを超えて 18章 東アジアの未来を考える――「東アジア共同体」構想とその課題=阪田恭代 19章 イスラム教とグローバリゼーション=菊地達也 20章 多様な資本主義のかたち――人間にやさしい欧州社会経済モデル=戸門一衛 21章 越境するカネ・モノ・ヒト――豊かさを求めて:メキシコからアメリカへ=柳沼孝一郎 22章 日本在住外国人労働者に関する一考察――少子高齢化社会における人材確保という視点から=高木耕 あとがき=永井浩 執筆者紹介
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