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江戸儒教と近代の「知」
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江戸儒教と近代の「知」
四六判・278頁
ISBN4-8315-1024-6 ISBN978-4-8315-1024-2
品切
2002 年発行
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儒教的教養の関与を軸に、「国民国家」論の視座から近代日本の「知」の形成過程を説く。主要目次●序 1「近代知」と「国民国家」/2東アジア思想史の中の近代日本 /第一章 いま、「儒教」を論じるということ 1「アジア論」としての儒教論/2現代中国と儒教/3問題の所在/4「儒教文化圏」論争の経緯と、その破綻/5アジア内部の自己認識/6儒教史への視座/7現代的課題に即した「儒教」論とは何か /第二章 「知識人」論の視界 1江戸思想史への視座/2「知識人」とは何だったか/3「知識人」論の脱構築/4「学者職分論争」が明らかにすること/5西周「知説」と啓蒙知/6「知」の領域化、江戸儒教史の再構成 /第三章 「均質的な知」と江戸の儒教 1儒教と漢学/2「素読」という習慣/3回顧される「素読」/4「読書」の成立と「素読」/5制度としての「素読」/6徂徠学批判、反徂徠としての「素読」の成立 /第四章 変容する「儒学知」・「国民」像の模索 1反徂徠学の知的特質/2帆足万里の「知」/3「反徂徠」とは何だったか/4懐徳堂儒者の人間論/5懐徳堂の「知」と「公共性」論/6「国体」論と「国民」像/7福沢諭吉の「国民」像/8徂徠以後の儒教と近代啓蒙思想 /第五章 「国民」形象化と儒教表象 1近代に再生される儒教/2西晋一郎の「礼」研究/3倫理学・儒教・「国民道徳論」/4「東洋倫理」という思想/5再編成される「東洋」概念/6橘樸にとっての「中国」/7橘樸の「王道論」/8「王道論」と江戸儒教 ほか |
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